カプセルランド湯島は都内最安値のカプセル?

上野駅の周辺に手頃な宿を探してしたところ、なかなか手頃なホテルが見つからずに視野を広げて探すことにした。

上野駅にこだわらずに地図を眺めていて最初に目に飛び込んできたのが湯島駅だった。

東京メトロ千代田線の湯島駅を中心にホテルを探すことにした。

そこで最も駅に近かったのが「カプセルランド湯島」である。なんと湯島駅A4出口から徒歩30秒もかからない。

湯島駅から最も至近距離にあるカプセルだ。

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カプセルランド湯島は多様なアクセスが可能

東京メトロ千代田線の4番出口からホテルの玄関まで30メートルの距離である。改札を出て4番出口から地上に上がると右手ににカプセルランド湯島の看板が見える。出口から1分もかからずにチェックインできる距離である。このアクセスが一番便利ではあるがそれだけではない。
JR御徒町駅北口の改札口から歩くと、距離は450メートル、所要時間は徒歩6分。
都営地下鉄大江戸線の上野御徒町駅、または東京メトロ銀座線の上野広小路駅のA4出口からだと、距離は350メートル、所要時間は徒歩4分。
東京メトロ日比谷線、仲御徒町駅の4番出口も徒歩圏である。距離は4番出口から650メートル、徒歩8分。
ルートはJR、都営地下鉄、東京メトロともに、春日通り沿いに西に進み、天神下交差点を左折して70メートルなので、とてもわかりやすい。迷うことはない。
京成本線、京成上野駅の池之端口からのアクセスも可能だ。距離は600メートル、所要時間は徒歩8分。
少し遠くなるが、1km以内を徒歩圏とすると、JR上野駅の中央改札口からもアクセス可能である。距離が950メートル、所要時間は徒歩12分だが、途中で横断歩道を渡る箇所があるので15分はみておいたほうがよい。

このようにカプセルランド湯島から1キロメートル以内に、6駅が位置しているという非常に交通の利便性は極めて優れている。

宿泊料金

宿泊料金は公式ウェブサイトからのオンライン予約だと2,900円(税込)だ。予約用カレンダーに、価格が表示されているが、日によって料金が変動するシステムではないようである。また、上段下段の指定はできない。
ただし、予約なしの場合、一泊3,700円である。
メンバーズカード(発行手数料500円)を発行してもらうと、利用の度にポイントがたまる。利用頻度が高くなりそうなら是非メンバー登録しておくとよいだろう。100円の利用につき1ポイントがたまる。1000ポイント貯まれば無料宿泊招待券がもらえる。またチェックアウト時間30分間延長などのメンバー特典もある。

また、トラベル系予約サイトも利用できる。

施設の特長

施設の特長としては、カプセルルーム自体は伝統的な二段カプセルで普通なのだが、地下一階の風呂のタオルが使い放題であることがあげられる。
フェイスタオルとバスタオルをチェックインの際に1セットだけ貸してくれるスタイルのカプセルホテルが多いのだが、ここでは脱衣場に積み重ねて置いてあるバスタオルを自由に何枚でも使える。そんなにたくさんバスタオルを使うことはないだろうが、夜と朝に入浴するときには便利だ。バスタオルが1枚だと、夜に使ったタオルを翌朝の入浴時にも使うことになるが、一晩では乾いてないことが多い。やはり、新しいタオルを使うのは気分がいいものである。
またシャワーのお湯も一定時間で自動停止するシステムをとっていないので、体を洗っている最中にお湯が止まってしまうことはない。

カプセルランド湯島の周辺環境と歴史

湯島天満宮

カプセルランド湯島は天神下交差点から至近距離に位置する。周辺で最も有名なのは湯島天満宮(通称湯島天神)だろう。ホテルからアクセスするには、天神下交差点経由でも構わないのだが、ホテルの玄関前の都道452号線(神田白山線)を南下し、湯島中坂下の信号を右折するルートが最短である。ホテルから湯島中坂下までは120メートルで、高低差もない。だが湯島中坂下交差点の標高が5メートルに対し、湯島天満宮の表鳥居の標高は18メートルである。距離は湯島中坂下から表鳥居まで220メートルだから、約4.7度の勾配となる。急坂ではないが、軽い運動にはなるのではないだろうか。

心城院

心城院は湯島天満宮の東に位置する天台宗寺院だが、湯島天満宮とは深い関係がある。というのは心城院はこの付近にあった喜見院の宝珠弁財天堂であり、喜見院は湯島天満宮の別当寺、つまり神社の管理をする寺だったからだ。喜見院は神仏分離令で廃寺となったが、宝珠弁財天堂は廃寺となるのを逃れた。その後天台宗心城院と改名したこの寺院は、地震や火災、空襲などの被害を被っていないため、江戸時代の貴重な仏具が現在でもそのまま残っている。
また柳の井と呼ばれる江戸の名水が湧き出ていることでも有名である。この水で女性が髪を洗うと柳のようにしなやなかで艶やかな髪になるという言い伝えがある。現在ではポンプで水をくみ上げているが、水は枯れておらず江戸時代には水が湧きだしていた。
水が湧くと言えば、諸説ある湯島という地名の由来の一つとして、お湯が湧き出ていたから湧島(ゆしま)と呼ばれるようになったという説もある。しかし、昔は海だったこの周辺にお湯が湧き出していたとは考えづらい。

湯島という地名の由来は?

湯島の地名から単純に連想されるのはお湯の湧いている島、つまり「湧島」である。確かにこの周辺には温泉はある。
台東区池之端の「六龍鉱泉」は昭和初期の1931年の創業、カプセルランド湯島からは1.5kmと少し離れている。
そして、六柳鉱泉の南へ120メートルほど南のモノレール東園駅のはす向かいに位置する「水月ホテル鴎外荘」にある「鴎外温泉」だ。こちらは都内第一号認定の天然温泉で、湯質は黒湯と呼ばれる黒褐色で、六龍鉱泉と同じようなお湯である。創業は1946年である。
このエリアが古代には海だったため、地中に海藻などの成分が含まれているため、湧き出るお湯は黒褐色であり、フミン酸という有機化合物を含む。
どちらも古い温泉ではあるが、20世紀の前半の創業である。平安時代にここに湯が湧き出ていたかは定かではない。
湯島という地名自体は、平安時代の中期に編纂された『和名類聚抄』に武蔵国豊島郡湯島郷として所載されている。
現在残っている『和名類聚抄』は写本であり、原本は存在しない。写本は国立国会図書館のデジタルライブラリーで閲覧可能である。
平安時代の中期にこの「湯島」という地名がすでにあり、今もそれが残っているのは珍しい。
武蔵国豊島郡には日頭(ひのと)、占方(うらかた)、荒墓(あらはか)、湯島(ゆしま)、広岡、余戸、駅家の7つの郷があったが、現在でもそのまま地名として残っているのは湯島のみだからだ。豊島郡は豊島区として名前は残っているが、郷の名称で当時のまま残っているのは興味深い。
当時の湯島郷は現在の湯島とよばれるエリアよりもずっと広かったようだ。下谷あたりから、西巣鴨のあたりまで湯島郷だったようだ。
また豊島郡の中心地は湯島郷だった。
湯島郷の中心地は、現在の本郷あたりであったようで、1878年(明治11年)の郡区町村編成法により、湯島は本郷区の一部となった。そして、1943年(昭和18年)東京都制が施行され、1947年(昭和22年)に小石川区と文京区が合併され、文京区となった。

このように湯島は長い歴史を持っているわけだが、湯島の「ゆ」という音は、「ゆったり」の「ゆ」でもあるし、「優雅」の「ゆ」でもある。また、「緩む」の「ゆ」でもある。
湯島は万葉仮名で書くと「由之萬」となるが、ここから連想されるのは、「ゆゆしい」という言葉である。ゆゆしいというのは、神聖で近寄りがたいといった意味だが、ここが海だった時代に、東京湾方面から湯島を見ると急な斜面に囲まれていて、近寄りがたい神聖なイメージの島のように見えたのかもしれない。

お湯に浸かると緊張がほぐれて、リラックスした気分になるものだ。
そういった感覚は日本人は昔から持っていた。そんな心情を「湯島」の「ゆ」という文字は象徴しているように思える。

確かにホテルの地下にあるお風呂のお湯に浸かっていると、湯島の湯に浸かっていると実感できる。そして気分が緩んでリラックスできる。

 

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