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線香の一発着火テクニック:爪楊枝とオイルを使った革新的な方法

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今まで線香の束に一発着火する方法をいろいろ考えてきた。

強力なガスバーナーを使ったり、線香着火用のライターを使ったりすれば良いのだが、今あるものでなんとかしたい。

トラベルアメニティとしてガスバーナーは大袈裟だ。また線香着火器として、電池式やガスボンベ式の製品が出ているが、それほど安価ではない。


線香の束にマッチだけで点火するのはとても難しい。
線香、着火、束、特許などのキーワードで検索すると、多くのサイトがヒットする。
例をあげると、

線香の着火に関する特許

特許公報(B2)_着火し易い線香類及びその製造方法並びに線香着火剤

等々、バイオサイエンスデータベースに線香の着火に関する特許関連データが掲載されている。

読んでみるとかなり難しいことがわかる。

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燃焼の三要素に立ち返る

燃焼の三要素が満たされた状態が維持できれば線香はうまく着火されるはずである。

燃焼の三要素とは、

① 可燃物

② 酸素供給源

③ 点火源

である。

線香の場合、可燃物は線香、酸素供給源は空気、点火源はマッチまたはライターだ。

今までうまく線香に火がつかなかったのは、酸素供給源に問題があったからだ。束の中心が燃えないのは酸素不足が原因だと判断し、空気孔を確保することにした。

つまようじを線香の束の下から刺して空気孔を確保

下から爪楊枝を線香の束に刺しておけば空気の通り道は確保される。

点火源として、ライターやマッチでは弱いので、線香の束の先端部分をジッポのライターオイルに少し浸しておいた。束の線香の上からオイルを垂らしてしまうと、オイルが過剰にしみ込んで有炎燃焼になる。

Zippo Manufacturing Company
Take the chore out of fire starting.

それを避けるため線香の先端を下に向けてオイルに浸す。5ミリほどだから、ペットボトルのキャップにジッポオイルを垂らして浸した。

線香の束にターボチャッカマンで点火

線香に一発着火の動画をYoutubeにアップしてみた。

動画をみると、うまい具合に風が吹いてくれた為か束の線香全てに上手く火が回ってくれたように見える。

点火直後は何本か燃え残っていたが、一時的に発生した有炎燃焼によって燃え残りの線香にも上手く着火している。

線香一発着火の決め手は爪楊枝?

動画は動画は約6分ほどだが、線香は標準的に30分ほどの燃焼時間がある。

30分後には以下の写真のようになった。

完全燃焼した線香

灯油やライターオイル、ターボライターなどを使ってきたが、やはり決め手は爪楊枝による気道の確保だったようだ。

マッチ棒を束に刺す方法もあるが、線香の束の隙間は狭いので刺しづらい。

それから、線香は紙の帯で巻かれているが、その状態だとツマヨウジやマッチは挿入しづらい。
紙の帯をはがして、輪ゴムで巻いておくのがベストだ。

線香の本数を調節して輪ゴムが少し緩くなるようにして、線香の束の隙間にツマヨウジを挿入して束がばらけないようなゴムの張り具合にするのがポイント。

マッチのようにして点火する線香も販売されているようだが、まだ試してはいない。

光年という線香だが、商品説明には、

本品は今までマッチ1本でつけられなかった束のお線香を楽に火がつけられるよう便利な墓参り用として、考案した商品です。(発明協会奨励賞受賞)
雨・風の日でも楽に火をつける事が出来、安全です(風のある日はバケツの中で火をつけてください)。
また、お線香は良質の原料と香料を使用致しておりますので、芯を取り、お仏壇用としてもご利用できます。

と書かれている。読んでいるとなんだか試してみようかなという気にはなる。ただ、風のある日はバケツの中で火をつけてくださいというのは少し気になる。バケツを持って行くのもなかなか大変かなと思った。

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