シェーバーのクリーニングには必ずしもクリーナーは必要ではないが、皮脂によるヒゲの付着などはブラッシングだけでは落ちにくいことがある。
そんなしつこい汚れも簡単に落とすことができるのがシェーバークリーナーである。
ブラウンのSC8000はエアロゾール噴射式で、主成分は水溶性エチルアルコールだ。ベトつくこともないし、リモネンとシトラールを香料成分として含むため、柑橘系の清涼感がある香りがシェービングを爽快なものにしてくれる。
ただし、SC8000は、braunの公式サイトには掲載されていない。
さっそく車載用に使っている日立のポータブルシェーバー「BM-S10」をクリーニングしてみた。
SC8000はブラウン製品だが、ブラウン以外のシェーバーにも使用できる。
ちなみにSCとはShaver Cleanerの頭文字をとったものだ。
シェーバーのクリーニングはエアダスターで始める
日立のBM-S10は電池のキャップの裏側にクリーニング用の小さなブラシが付属している。


日立の携帯シェーバーBM-S10
電池の蓋を開けたところ
底の蓋を開けるとブラシがセットされている。
とても小さなブラシなので紛失してしまわないように注意を払う必要がある。ブラシ単体での販売はない。
水洗いできるタイプなので電池の蓋の開け方も少し変わっている。
蓋は二重構造で、ゴムパッキンの下の底蓋を十字形にひねって蓋を開ける。閉じるときも十字形の状態で装着し、ひねって蓋を閉じる。こうすることで、より機密性をアップさせている。


BM-S10の底蓋の裏面にセットされたブラシ
いきなりブラシでクリーニングを始めたいところだが、まずは出来る限り刃には触らずに、エアブロワーで溜まった髭クズを飛ばしてしまう。そして、残った細かいヒゲをブラシで除去するのが良い。


溜まった髭クズ
小さなブラシだけでクリーニングするのは大変だ。
この程度の汚れであれば、エアブロワーをワンプッシュするだけで吹き飛んでしまう。
ただ、ヒゲが飛び散っても構わない場所で行うように注意しよう。
エアブロワーは主にPCのキーボードのホコリを飛ばす為のものだから、パソコンショップや家電量販店で扱っている。


エアブロワーでシェーバーのクリーニング
ヒゲが飛び散るので、作業場所を選ぼう
エアブロワーをワンプッシュで写真の通り、ほとんど完璧にヒゲクズは吹き飛んでしまう。内刃や外刃をよく点検し残っているヒゲがないかチェックしよう。
ブラシで除去できるものは、ブラシで除去し、奥深くに溜まっているヒゲは、シェーバークリーナーを噴霧すれば流れ落ちてくる。
シェーバークリーナーを噴霧した後、さらにエアブロワーを使えば完璧である。


シェーバークリーナーで最後の仕上げ
シェーバークリーナーSC8000使用上の注意
SC8000の缶には英語とドイツ語、そして日本語の注意書きがある。
英語と日本語の注意書きを比較して気になったことがあったので書いておこう。
英語の注意書きは以下の通り、第四類アルコール類で、危険等級IIだから、火気、高温に注意といったことが、最初の方には書かれている。
Cleaning Spray for Cleaning Shaver Cutter Parts, Danger. Extremely flammable aerosol. Pressurised container : May burst if heated. Causes serious eye irritation. Keep out of reach of children. If medical advice is needed, have product container or label at hand. Keep away from heat, hot surfaces, sparks, open flames and other ignition sources. No smoking.Do not spray on an open flames and other ignition source. Do not pierce or burn, even after use. Protect from sunlight. Do not expose to temperatures exceeding 50℃. IF IN EYES : Rinse cautiously with water for several minutes. Remove contact lenses, if present and easy to do. Continue rinsing.
問題は最後の赤の太字で表した部分だ。
日本語ではどう表記されているかというと、
コンタクトレンズを使用している場合は、取り外して洗浄してください。
このように、書かれている。
英語とはだいぶニュアンスが異なる。
英語の注意書きをニュアンスに忠実に訳すと、
「コンタクトレンズを装着していて、簡単に取り外せる場合には取り外し、洗浄を続けてください」となる。
コンタクトレンズは必ずしも簡単にすぐ取り外せるとは限らないのだ。無理にコンタクトレンズを外そうとすると逆に眼を傷つけてしまう恐れもある。コンタクトレンズを装着していても、外しづらいときはその限りではないということだ。
たしかに、かなり強い噴射力なので、シェーバーにスプレーするときは、方向にも注意する必要がある。
スプレーのノズルは顔の方向と逆に向けて、ブレードにクリーナーを噴霧するのが安全な使い方と言える。
BRAUN SC8000 [シェーバークリーナー(100ml)]
|
SC8000のプラスティックのキャップを外すのに苦労している人が多いようだ。
キャップは外そうとせずに、親指と人差し指でギュッとつまむようにすれば、簡単に外せる。
シェーバーのブラッシングあとに、サッと一拭き。
これだけで、かなり剃り味に差が出る。
汚れがひどいときは、クリーナーを少し多めにブレード ドに噴霧して、さらにエアブロワーで仕上げると良い。
コメント