シェーバークリーナーと言えば、ブラウン(BRAUN)のSC8000が最も有名だし、それ以外はほとんど知られていないようだ。もちろん、それだけ品質の高いシェーバークリーニングオイルなのだが、使い方にはコツがあり、そこを間違えると、逆効果になり、貴重なシェーバーの刃をだめにしてしまうこともあり、爽快なシェービング感覚を楽しめないという結果をもたらすこともある。
もくじ
ブラウンSC8000でフィリップスPQ209/17を長持ちさせる方法: 価格高騰の中での最適ケア
SC8000は確かにクリーナではあるが、まず基本的には綺麗な刃や網刃に対して使用することで効果が発揮されるように作られている。シェーバー本体にヒゲやゴミなどがたくさん溜まった状態で、このクリーナーをスプレーしても、逆にひげやゴミが刃にこびりついてしまい、剃り味がわるくなり、ひげそり中にヒゲが引っ掛かったり、モーターの回転がわるくなってしまう。
頻繁にクリーニングを行っていても、汚れはたまっていくので、できれば毎日クリーニングをすればよいのだが、なかなかそういう時間がとれる人は多くない。やはり短時間で毎日簡易的なクリーニングを行って、一週間に一度くらいは本格的なクリーニングを行うといい。
簡易的なクリーニングは、中にたまったひげくずや、ごみを書き出すことが基本だから、まず、ふたを開ければ中にたまったヒゲくずや、ゴミは確認できるので、付属のブラシでさっと書き出すだけでも、モーターの回転はよくなるし、当然のことながら、剃り味も格段に良くなる。
しかし、忙しい中でのクリーニングなので仕方がないのだが、そんな中でも時間を使って本格的なメンテナンスを行っていきたい。
自分はフィリップスの乾電池式シェーバーを愛用しているのだが、先日買い換えようと思って、アマゾンで調べたら、なんと、大幅に値上がりしていた。なんと12,799円である。数年前に買ったときは2000円くらいだった。なぜか、調べてみると、このPQ208は製造停止されていることがわかった。したがって、フィリップスの単三乾電池式のシェーバーはもう販売されていない貴重品となってしまったのだ。まあフィリップスに限らないのなら乾電池式のシェーバーはあるにはあるのだが。日ごとに値上がりをしているようで、15,000円以上になっているかもしれない。その後は完全な品切れになり、海外のサイトやオークションで入手する以外は入手経路はなくなるだろう。だから、シェーバーはできるだけ長持ちさせるように使いたいものである。
後継機種としてはPQ190になる。こちらは外見的には似ているが、充電式である。
ひげくずを書き出すにはエアーブロア(エアーダスター)が最適
シェーバーは、剃っている最中に網刃によって研がれて切れ味を維持するように設計されている。だからできるだけ、刃には手やブラシを触れさせないようにしてクリーニングしたい。
エアーブロアー/エアーダスターは普通にパソコンショップやホームセンターの文具売り場に置いてあるもので大丈夫。ただし、エアーの噴射によって、ヒゲくずを周囲にまき散らさないように注意を払う必要がある。そのためには、エアブロアーは大きなビニール袋のなかで使用することをお勧めする。ひげは飛び散るがビニールの中なら処分も楽である。
ビニール袋のなかで、ふたを開けてパーツにエアーを吹きかければ、ヒゲくずを飛散させることなく、クリーニングの下準備ができる。
エアーダスターを使えば、刃を直接触らずに、ある程度汚れを落とすことができるので、ブラシを使うよりは刃を痛めるというか、刃の角度を変えずクリーニングができる。刃の角度を一定に保ちながら、網刃によって刃を研磨するシステムのメリットを引き出すことが可能になる。クリーニングによって刃の角度が変わってしまうと、刃の角度が最適化されるまでに二週間ほどかかる。二週間使うことで、刃の角度や研ぎ具合が最適化される。
エアダスター/エアプロアーでヒゲくずを落とした後はパーツクリーナーを使おう
ヒゲくずを落とした後の刃の状態を至近距離で観察してみると、皮脂のような汚れがこびりついていることが多い。こういった種類の汚れはエアーダスターでは落とすことができない。
そこで使用するのがパーツクリーナーである。パーツクリーナーもそれほど高価なものではないが、ホームセンターやネットで購入することができる。エアダスターよりもかなり缶のサイズも大きく、噴射量も多く、洗浄力も高い。
こちらも、やはり、ビニール袋のなかで作業を行うのが望ましい。
パーツクリーナーをふんだんに使って洗浄すると、ビニール袋の中に汚れがたまってくる。一見きれいにみえたものにも、こんなにも汚れが付着していたのかとおどろくはずである。
パーツクリーナーでも落ちないしつこい汚れはどうするのか?
パーツクリーナーはかなりの洗浄力をもっているのだが、それでもやはり落ちない頑固な汚れが刃にはこびりついているものである。
そこで使用するのが、シェーバー用のクリーナーである。こちらはブラウンではなく、パナソニックなのだが、洗浄力に関してはブラウンのSC8000を上回る。ブラウンのSC8000はパーツクリーナーやエアーブロアー、エアーダスターよりは高価だし、量も少ないので、最後の仕上げに使うと長持ちさせることができる
パナソニックのシェーバークリーニング液ES004は水洗いができるシェーバー専用なので、パーツを装着した状態では使ってはならない、あくまでパーツ単体に対して使用すべきである。
Panasonicのes004を刃などのパーツに数滴たらして、何分間か放置するとしつこくて、頑固な汚れが浮いてくるので、そのタイミングで、ペットボトルなどに水を入れてその中に入れて十分に洗浄液を洗い流す。その後取り出したパーツを紙の上などにおいて、乾燥させる。乾燥させないと、仕上げのsc8000の効果が十分に発揮できないので注意する。
わずか一滴か二滴を刃の上にたらして、しばらく時間をおくと、汚れが浮かび上がってくる。その後ペットボトルや洗面台などの水に浸して、洗浄液を洗い流すと、ほとんどクリーニングの最終段階である。
クリーニングの効果が出ているのかは、刃の裏と表を至近距離から観察して、見極める。
場合によっては虫眼鏡やルーペなどの拡大鏡を使用し汚れが残っていないかチェックするのも有効である。
クリーニングが終わったら、sc8000を仕上げに使う
刃の状態をまず、全体的に確認し、ゴミや汚れがついていなければ、パーツを本体に装着する。このときも水が刃に付着していないことを確認することを忘れないようにする。
本体に装着したら電源スイッチを入れ異音が出ていないことを確認し、正常な音が出ていれば、網刃の上から、モーターを回転させながら、さっとスプレーする。ここでも、過度にスプレーしないように注意する。過度にスプレーすると、ヒゲくずが刃に付着してしまい、切れ味が悪くなる。
SC8000は刃の切れ味をよくすると同時に、皮膚の上での網刃のスムーズな動きをサポートする働きがある。
また特筆すべきは、魅力的な柑橘系の香りである。
是非とも、シェーバー本体を念入りにクリーニングして、さわやかなシェービングライフを送ってほしい。
フィリップスPQ209/17: 価格高騰と製造中止の背景
ところで、2023年8月18日にネットで検索してみると、PQ209/17 の値上がりがすさまじかった。さきほど、1万5千円以上と書いたが、今となっては、2万円から3万円が相場になっているようだ。今後どこまで値上がりするのか興味のあるところだが、やはり、単三乾電池二本で稼働することPHILIPSの電動モバイルシェーバーの愛用者が多いということだろう。今後単三電池式のシェーバーをフィリップスが発売してくれればよいのだが、どうしてPQ209/17を製造停止にしたのか?その理由も気になる。
Philips社のPQ209/17は2017年に製造中止になったが、いくつかの理由が考えられる。
最も可能性が高いのはより高性能なモバイルシェーバーが開発されたからということになるだろうか。PQ209/17は2010 年に発売されたシェーバーで、すでに発売から裕に10年以上は経過している。その後,更に深剃り可能なシェーバーや軽量化されたシェーバーが作られたためPQ209/17は製造停止になったと推測される。
PQ209/17 は回転式(ロータリー)シェーバーであり、往復式のシェーバーより構造が複雑なため、製造コストは高いだろう。しかし、乾電池式ということでいまだに愛用者は多い。後継モデルのフィリップスPQ190充電式電気シェーバーは、ポータブルサイズで旅行や出張に最適とのことで宣伝されてはいるが、果たしてそうだろうか?
どんな状況でも充電可能か?そんなことはない、使用中に電池が切れてしまったらどうするのか?power outletというか電源が取れない状況はいくらでもある。そんな時、威力を発揮するのが乾電池式だ。充電式のPQ190はフル充電しても、30分しかもたない。製造中止になってしまったのは残念
シェーバークリーナーと言えば、ブラウン(BRAUN)のSC8000が最も有名だし、それ以外はほとんど知られていないようだ。もちろん、それだけ品質の高いシェーバークリーニングオイルなのだが、使い方にはコツがあり、そこを間違えると、逆効果になり、貴重なシェーバーの刃をだめにしてしまうこともあり、爽快なシェービング感覚を楽しめないという結果をもたらすこともある。。
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