ブラウンのモバイルシェーバーM-90は往復型シェーバーとして非常に高機能である。回転式のキャップを採用しているため、網刃を保護するためポーチに入れて持ち運ぶ必要がない。
またトリマーが付いているので、ヒゲの形も整えることができる。
そして、クリーニング用のブラシが底に装着されている。
切れ味はというと、マルチパターン網刃4×5を採用しているから、多方向に向いて生えているヒゲを捉える能力も高い。
取扱説明書には、英語の記載が以下の通りあるが日本語による記載はない。
Unique foil pattern captures hairs growing in different directions.(独自の網刃パターンが異なる方向に生えているヒゲを捉えます。)
よく見ると確かに複雑なパターンの網刃である。
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Smart Foilと呼ばれる独自のパターン
自分が使っているもう一つのモバイルシェーバー、日立のBM-S10の網刃のパターンは以下の写真の通り。
![](https://coollife.tokyo/wp/wp-content/uploads/2017/12/C5630832-FEA7-4D15-BC2D-5F3EC3152237-1024x620.jpeg)
比較すると違いは明白である。
このスマートフォイルと呼ばれる網刃によって、ブラウンM-90は剃り味がとてもよいのだが、問題点もある。それは、「替え刃は販売しておりませんので、ご了承ください」という点だ。
ブラウンM-90をクリーニングする
ブラウンM-90の替え刃がないので、長持ちさせるためにはメンテナンスやクリーニングは欠かせない。
取扱説明書にも「よい剃り味を保つために、ご使用後は毎回クリーニングを行ってください」とある。
ただ、このシェーバーは水洗い可能なので、スイッチをオンにしてシェービングベッドに温かい流水をかけるだけでもクリーニングになる。または、研磨剤の含まれていない液状石鹸をシェービングヘッドにつけてお湯で流してもよい。
お湯や液状石鹸で洗った後はベッドをさらにスイッチをオンにして空転させ、ベッドを外して乾かす必要がある。
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自分の場合は、簡易洗浄用としてパナソニックのシェーバークリーニング液ES004(水洗いのできる電気カミソリ専用)を使っている。この液には界面活性剤が17.7%含まれており家庭台所用洗剤と似ている。上の写真のように、液をベッドにつけてスイッチオンにすると、泡が外刃から染み出してくる。
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この泡をお湯で洗い流せば一応クリーニングにはなる。しかし、クリーニング後の内刃の状態をよく見ると完璧とは言いがたい。ヒゲクズは内刃の隙間から落ちているが、皮脂は内刃の隙間にこびりついている。
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刃をベストコンディションに保つためには、お湯やクリーニング液を使った洗浄だけでは不十分だということだ。
ブラウンSC8000を使ってブラッシング
外刃のクリーニングだけなら洗浄液でも十分な効果があるが、内刃もクリーニングするとなると皮脂汚れも落とすためエチルアルコール系クリーナーが効果を発揮する。ブラウンSC8000の出番だ。
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内刃を90度回転させて、片方を持ち上げると簡単に内刃を取り外すことができる。SC8000はスプレー式だから、余計な場所に噴射しないように刃を取り外してクリーニングするとよい。
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SC8000を内刃にサッとスプレーした後にブラッシングで汚れを落とす。すると写真のように皮脂汚れが、きれいに落ちる。
注意点は、あくまでも内刃にブラッシングすることだ。外刃には絶対にブラッシングしてはいけない。外刃は非常に繊細にできているのでブラッシングしてしまうと形状が、変化して、剃り味が低下するからだ。
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クリーニング後の内刃に汚れが残っていないか、側面からよく確認した後、刃を装着する。
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内刃を装着したら外刃をかぶせてクリーニング完了だが、取扱説明書によると「頻繁に水洗いする場合は、乾燥後、網刃の刃面にオイルを落としてください」とある。
オイルとはどんなオイルだろうか?英語の取扱説明書を読むと、
If regularly cleaning the shaver under tap water, weekly apply a drop of light machine oil onto the long hair trimmer and shaver foil.
日本語では単なる「オイル」だが、英語では「light machine oil」となっているところが気になる。
このオイルについて疑問を持っている人は海外にもいるようだ。
自分が見つけたのは以下の2種類だった。
・日立純正パーツ シェーバー・バリカン全機種タイプ CL324 008
・パナソニック オイル<液状のボトルタイプ> ES003P
これらのオイルはまだ使ったことがない。またオイルをさすのは、英文の取扱説明書によれば「weekly」となっており、毎日ではない。とりあえず今回のクリーニングはこれで完了とし、オイルをさすのは後日としよう。
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