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iPhoneのライトニングケーブルが断線しやすい理由は?

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さまた純正iPhone lightning cable(ライトニングケーブル)が断線してしまった。出先や旅先では特に困る。断線の初期段階で接触が頻繁に途切れると以下のメッセージが出る。「このアクセサリは使用できない可能性があります」

ライトニングケーブルが断線するとこのメッセージが、、、

純正品は高いので、とりあえずサードパーティ製のケーブルを買ってその場をしのいだりする。

サードパーティ製とは言っても「MFi規格」(MFi : Made For iPhone/iPad/iPod )を取得している製品を購入する。

Lightning cable(ライトニングケーブル)が断線しやすいのは、10年ほど前からよく言われていることだ。

サードパーティ製のケーブルは断線しやすい部分が補強されていたり、コネクターがL字になっていたりと、断線対策が施されているものが多い。

Apple社純正ケーブルにはそのような対策はほどこされていない。

なぜだろう?

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グリーンピース、アップル有害物質をめぐって対立

2006年のニュースだが、有害物質をめぐってグリーンピースとアップルが対立していたことがネットに出ていた。その記事は今も読める。

Greenpeace, Apple clash over toxic waste
Environmental group's ranking of hardware vendors purports to show which are green, which lag ecologically.

ここで問題となっている有害物質とは、ポリ塩化ビニル(PVC)と臭素化難燃剤(BFR)である。

そして、2007年5月、アップル社はBFRsとPVCの使用を2008年までに廃止することを発表したことが、グリーンピースのサイトに「サクセスストーリーアップル社を変えた : Green My Appleキャンペーン」という記事として載っている。

Green My Apple:アップル社をエコに変えたサクセスストーリー
「Green My Apple(私のアップルをグリーンにして!)」をかけ声に、世界中のユーザーがネット上に集合。 インターネット時代だからこそ実現したこのキャンペーンは、地球とユーザーにやさしい製品を作り出しました。

Apple社のサイトでは以下のように記載がある。

環境
Apple 2030は、再生素材と再生可能素材、クリーンな電力、低炭素輸送を使って炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す、私たちの計画です。

PVCとフタル酸エステル

より安全な熱可塑性エラストマーに置き換えられました*。他社では電源コードとヘッドフォンケーブルで、まだどちらも使われています。

臭素系難燃剤(BFR)

2008年に筐体、回路基盤、コネクタなどの数千の部品から排除されました。代わりにAppleでは、より安全な金属水酸化物とリン化合物を使用しています。

熱可逆性エラストマー(TPE)には100%リサイクル可能などの様々なメリットがあるゴムとプラスティックの中間的な素材だ。

この素材を使用するため、ライトニングケーブル(lightning cable)は断線しやすいのだろうか?

断線したライトニングケーブル

確かにApple純正のライトニングケーブル(lightning cable)は、ソフトで扱いやすい。サードパーティ製の強化ケーブル(reinforced cable)は多種販売されている。

どれも頑丈そうだ。
しかし、Apple純正ケーブルがAppleの美学を反映しているのなら、こういったスタイルのケーブルはApple社では出さないだろう。

ただ現状では多くのApple純正lightning ケーブルがゴミ捨て場行きとなり、サードパーティ製のケーブルを使用している人も多い。これだと環境問題の根本的解決にはならない。

Apple純正ライトニングケーブルの正しい使い方は?

iPhone 8/8 PlusやiPhone Xは非接触充電、つまりワイヤレス充電に対応している。これなら、ケーブルの断線の心配はない。

アップル社は、将来的に全てワイヤレス充電にiPhoneが対応するから、ケーブルは必要なくなると考えたのか?だから断線しないケーブルを作らなかったのか?

本来iPhoneのバッテリーの持ちが良ければ1日一回、夜寝てる間に充電すれば良いだけである。

現状はモバイルバッテリー使い、充電ケーブルを挿したままiPhoneを使用しているケースが多い。

ケーブルを挿しながらiPhoneを使うと、ケーブルの根元に負担がかかり、断線し易くなる。ケーブルを挿しながらのiPhoneの使用も控えたい。

ケーブルで充電するなら、カバンの中に入れて充電することも避けたい。充電はライトニングケーブルが真っ直ぐ挿さった状態で行うことだ。iPhoneを使用しない就寝時に充電を行っておくのが良い。

とは、言っても1日一回の充電では済まないケースが多い。

外出中や、旅行先で充電しなければならない時もある。

 

iPhone 8/8 PlusやiPhone Xワイヤレス充電もQi(チー)規格なので、既存のワイヤレス充電器が使用可能だが、ケーブル式の充電器だと充電できる場所が限定されてしまう。

やはりワイヤレス充電器ならモバイルバッテリータイプのワイヤレス充電器を使うと良い。

これで断線の問題は解消されるわけだが、今の段階ではiPhone6/6SやiPhone7のユーザーも多い。

ワイヤレス充電が当たり前になったら完全にワイヤレス充電非対応機種は時代遅れとなるだろう。

Appleは古いiPhoneのピークパフォーマンスを意図的に落としていることを昨年認めたが、2018年末までは、Appleの修理基準をみたさなくても、ユーザーの希望により、Apple ストアでバッテリーが安く交換できる。だから、あと2年くらいはiPhone6/6S iPhone7を使おうと思っている人も多い。

本来なら2012年のiPhone5の時点でワイヤレス充電に対応しても良かったのになぁと思う。

まさか、わざとワイヤレス充電に対応しなかった訳ではないと思うが。

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