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室内バーベキューの成功への道: 煙の対策と最適な食材選び

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メリットの多い室内バーベキューだが、煙対策を入念に行わないと思わぬクレームに発展することも多い。まずは、煙対策として熱源に良質の備長炭を使う方法を紹介した。

室内でも楽しめる!バーベキューの新たな楽しみ方と煙対策の秘訣
室内バーベキューの魅力とその実践方法を徹底解説。野外バーベキューの制約と比較し、家でのバーベキューの利点、煙が出ない炭の選び方や安全な着火方法も紹介します。家庭での焼き方を極めるためのガイド。

良質の備長炭を入手し、うまく着火できたら、次に問題になるのは食材選びだ。野外バーベキューなら、何でも構わず焼けばいい。煙が出ても問題にならないからだ。室内バーベキューとなると話は別だ。煙が多く発生すると火災報知器が作動することもあるし、換気扇から排出された煙で近隣の住民から苦情くることもある。

苦情やクレームが来てしまったら、楽しい家庭バーベキューも台無しだ。クレームの原因となるのは煙だ。煙はバーベキューの醍醐味なのだが、室内バーベキュー、家庭バーベキューでは排除しなければならない最優先事項も煙だ。

ガスを使った無煙コンロなども販売されてはいるが、それでは家庭内バーベキューの神髄が堪能できない。ただの焼肉では物足りない。やはり自然の炭で焼いてこそバーベキュー。そこで最も重要になってくるのが食材(Food stuff) 選びだ。

これでお家でバーベキューが思う存分楽しめるよ!

お肉焼いても煙がでないなら、安心だね

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室内バーベキューに最適な食材はこれだ!

良い食材を準備するにあたって、考慮しなくてはならないことは、焼いても煙があまりでない食材を選ぶことだ。

肉類がメインになるが、肉の種類により煙が少ないものがある。

例えば肉類なら、鶏のささみ、つくね、レバー、タン、ハム、ソーセージなどは煙が少ない。一方で、ホルモン焼き、ステーキ、ベーコン、ハンバーグなどは煙が比較的多くでるので焼き方に十分注意する必要がある。特に炭に脂肪が落ちると煙がでるので、脂身は事前にカットしておくとよい。

魚を焼くのも楽しいが、いかや、するめ、たこ、えび、はまぐり、ほたて、などは煙が少ないが、アユとかサンマ、シャチ、ブリなどは煙が多く発生する。貝類は水分を多く含んでいるため事前に水分を抜いておくと、炭の上に水滴が落ちるのを防ぐことができる。

野菜類はほとんど何を焼いても煙が少ないのだが、じゃがいも、玉ねぎ、ししとう、キャベツ、ニンジン、ピーマン、なす、などがメインになるだろうが、すべてについて焼き過ぎは禁物である。煙が少ないといっても焦げてしまったら煙は食材の種類にかかわらず発生する。

どうしても煙が多くでる食材を食べたいなら、台所の換気扇の下に七輪を運んで焼くとよいだろう。

良質な炭をつかえば、煙が少し出たとしても有害なものではないし、煙にみえるようでも実際は水蒸気であることがほとんどなので気にする必要はない。

室内バーベキューではいろんなものが焼けるんだね。網焼きがいいのかな?

実は食材によって網、鉄板、溶岩プレート、などを使い分ける必要があるんだよ。

食材によって道具や温度を使い分ける

食材によって、鉄板焼き、網焼き、溶岩プレート焼きを使いわけるのがベストなホームバーベキューのスタイルだ。

脂が炭に落ちやすい肉類などは鉄板で、水分を多く含む野菜類などは溶岩プレートで焼くのが基本だが、十分に下準備をしておけば何を使ってもよく焼ける。

道具の選択も重要な要素なのだが、なんといっても最重要なのは温度管理である。鉄板や溶岩プレートの表面温度を適切に管理することが焦げないバーベキューのポイントとなる。

何を何度で焼けばよいのかを細かく考える必要はない。そこまで気にしていたら、自由気ままに焼き物を楽しめなくなるからだ。

このくらいの過熱ならこのくらいの温度になっていると判断できるようになるまでは、経験を積み重ねるしかないが、その際に便利なのは表面温度計や、内部温度計である。これらを用意しておけば、大体の温度が感覚的にわかるようになる。

表面温度計を使えば経験的にプレートの温度もわかるようになる

表面温度計には熱電対(ねつでんつい)Kタイプが付属しているものがあるが、それを使うと800度位までの温度が計測できる。通常は使わないが、燃えている炭の温度を測るときなどに便利である。表面温度計はかなり熱源から距離を50センチほど離しても正確に温度を測れるので安全性も高い。表面温度計は、赤外線温度計とか、放射温度計とも呼ばれる。英語だとinfrared thermometerと呼ぶ。

赤外線温度計、表面温度計、放射温度計とともに揃えておいたほうがよいのは、内部温度計だ。肉など冷蔵庫に保管してあるものは、焼く前に冷蔵庫から出して常温というか、室温レベルに上げておくのが焼き方の基本だが、場合によっては、肉の内部温度が下がったままというケースがある。肉の内部温度が低い状態でプレートに肉を乗せると肉の中に火が通るまでに時間がかかるし、表面が焦げて中がナマということにもなりやすい。

肉を焼く前に内部温度をチェックしておくと中まで火が通りやすい

内部温度計は調理にも良く使われるので、持っている人も多いし、価格も手ごろなので入手しやすい。日ごろから温度を測る習慣をつけておくとよいだろう。その習慣づけが温度感覚を発達させることにつながり、温度計なしでもかなりのレベルまで正確に温度がわかるようになる

備長炭バーベキューの火力の調節はどうするか?

ガスコンロや電気コンロと違って、火力の調節が難しいのが備長炭だ。しかし、炭とプレートの距離を調節したり、厚目(6ミリ)の大きめの鉄板などをつかえば温度調節も容易にできる。余熱調理などをしたいばあいは、厚目の鉄板に溶岩プレートを乗せることで、蓄熱量が増えて、緩やかに温度が低下していくので、余熱を使った調理もしやすい。

厚目の大きめの鉄板のメリットはプレートの周縁部とセンター部分でかなりの温度差ができることだ。焼けてきたとおもったら温度が低い周辺部に食材を移動しておけばよい。鉄板のどの部分がどのくらいの温度なのかは赤外線温度計を使えば簡単にわかる。

このように便利な道具を有効活用することも、室内バーベキューを成功させるための必須条件だ。

それから、これは言うまでもないことだが、万が一に備えて消火器の準備も怠ってはならないし、炭を使用したあとは、消壺に炭を入れて完全に消火しておくことも忘れてはならない。消壺を使って炭を消すことで再利用可能となる。間違っても火のついた備長炭を水で消火しないように十分注意したい。

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