フィリップスのシェーバーは自動研磨式だから潤滑油は必要ないと思っていた。もし異音が発生したら潤滑油をさすとよいとマニュアルには書かれているが、異音が発生したことはなかった。
ところが、先日フィリップスのポータブルシェーバーPQ209の替刃に、HQ56を使用したところ異音が発生した。きしむような回転音がするのである。
PQ209(PQ208と同等品)の純正品の替刃はない。PQ209(PQ208)の替刃はLift&Cut式のHQ56しかない。PQ209やPQ208のブレードはClose Cut式のもので、単体で替刃として販売はない。クローズカット式を求めるなら本体ごと買い換える必要がある。
またその方が安い。
しかし、替刃HQ56の剃り味を試したかったので、敢えて替刃を購入してPQ209にセットしてみた。
新しい刃は、肌に馴染むまで時間が1週間から2週間程度かかるのだが、使い始めからHQ56の剃り味は良かった。クローズカットでは剃れない短いヒゲも剃れる。
もくじ
HQ56に変えてから異音が発生
PQ209にもともと付いているクローズカットのブレードは、「シャー」っという感じの軽やかな回転が音だった。
ところが、ブレードをHQ56に交換してから「キュー」っという感じの音になってしまった。
剃り味はいいだけに、そこは少し残念だった。
かと言って新品のPQ209を買ったら回転音は良くても、HQ56の剃り味は得られない。
やはり、潤滑油が必要だ。
しかし、フィリップスでは純正のオイルを販売していない。
何かいいオイルはないか?と探していたところ、HITACHIのシェーバーオイルを見つけたのでさっそく使ってみた。
オイルはとても小さなボトルに入っている。内容量は、約6mlと表示されている。
この類のオイルは少量でも効果を発揮するものだ。一滴垂らすだけで効果がある。
フィリップスのシェーバーブレードに使用する時は、外刃の中心に一滴で十分だ。
軽くブラッシングでクリーニングしたら、外刃の中心点に一滴だけオイルを垂らしてから内刃を噛み合わせ、リテイニングフレームにセットするだけだ。
HQ56にオイルをさすと回転音が劇的に変化
PQ209(PQ208)のクローズカットのブレードの回転音は軽やかでスムーズだった。
オイルをさすと、その音になるのかと思ったが、そうではなかった。
キューンときしむような音は確かに消えたが、クローズカットの音とは違う。
HQ56のリフトアンドカットブレードにオイルをさすと、クローズカットブレードよりも重厚な感じの回転音がする。
安定感のある回転音と言えばよいだろうか。
電気シェーバーの異音として、キューンというキシミはあまり感じのいいものではない。
たとえ剃り味が良くても音が悪ければシェービング感覚も悪くなってしまう。
シェービングの爽快感の一つとして心地よいサウンドも必須だ。
朝のアラームクロックの音と同じように、快適な目覚めには、快適なサウンドが欠かせない。
だからシェービングオイルにもこだわりたいものだ。
日立のシェーバーオイルCL324 008はそのニーズに確かに答えてくれた。
日立シェーバーオイルの香りは
HITACHI のシェーバーオイルCLS324 008の香りだが、ほぼ無臭といってよい。機械油の匂いはまったくない。
よく匂いを嗅いでみると、少し何というか、椿油?とかポマード油のような匂いを感じる。椿油やポマードを使ったことはないのでよくは分からないが、あまりフレッシュな香りとは言えない。
柑橘系の爽快な香りを求めるなら、オイルをさした後で、ブラウンのシェーバークリーナーSC8000をさっと一拭きスプレーしておくのが良いと思う。
BraunのSC8000はシトラス系の香りで、かつクリーニング効果も高くとても人気が高い。
香りという点では、このブラウンのシェーバークリーナーSC8000が最も優れているのではないだろうか。
できればシェービングヘッドを外し、外刃と内刃をならべて全体にスプレーするのがよい。本体にシェービングユニットフレームを装着したままスプレーすると本体にもスプレーがかかってしまうからだ。量はワンプッシュで十分。
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