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Braun M-90シェーバー:完璧なクリーニングとメンテナンスガイド

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刃はシェーバーの中核を成す部分であり、最も汚れが蓄積しやすい場所だ。まず、シェーバーの乾電池を取り外す。乾電池を外すのは簡単だ。そして次に、本体上部の外刃(網刃)のフレーム部分の両サイドを軽く押しながら引き上げる。この際、無理に力を加えず、両サイドに均等に力をくわえて、本体をしっかりと片方の手で固定しながら慎重に取り扱う必要がある。

網刃のフレームの両サイドに均等に力を加え、ゆっくりと上に引き上げる
網刃カートリッジを取り外すと内刃が姿を現す

取り外した刃を点検すると、髪の毛や皮脂、剃りくずなどの汚れが目に見えて確認できる。

内刃にはかなりの汚れが付着している

この汚れは剃り心地を低下させるだけでなく、切れ味の低下によりシェーバーを肌へ強く押し付けるため皮膚を傷つけてしまう原因にもなるため、徹底的なクリーニングが必要である。

このBraun M-90の内刃はかなりの使用感があり、刃の間に汚れが蓄積している状態が見て取れると思う。内刃の隙間には髪の毛、皮脂、そして剃りくずが挟まっており内刃の表面にも水分や汚れによる腐食の跡が見受けられ、刃の縁には若干のくすみが出ている。

先ほど載せた写真のような汚れ方はめったになく極端なものなのだが、長期にわたり定期的なクリーニングを怠っていたり、またはまったくやっていない、あるいはやっていたとしても不十分であればこのようになってしまうという注意喚起のために載せた写真である。

基本的な内刃の簡易的なクリーニング法は、まずは乾いたブラシを使ってヒゲのくずや髪の毛、ほこりを慎重に取り除き、次に無水アルコールやシェーバー専用のクリーニング液(パナソニックES004, Braun SC8000)などで丁寧に洗浄するという手順となる。このとき、アルコールが本体内部に入らないよう注意し、内刃を軽く振って付着した余分な液体を振り払うのが良い。ティッシュやタオルなどで水分を拭き取ろうと手で刃に触ってしまうと逆に刃の角度が変わって剃れなくなってしまうことがあるので注意。自然乾燥させるのが一番よい。シェーバー本体に装着するのは完全に乾燥してからだ。あせって十分に乾いていない状態で使ってしまうと皮脂汚れが刃にこびりついてしまい故障の原因となる。ひどいレベルの汚れの場合は刃の交換も考えたくなるが、困ったことにBraun M-90の純正品の替刃の市販はない。おそらく替刃を販売したとしても替刃のみの値段のほうが高くなってしまうからだろう。替刃を買うならもう一台新品を買ったほうが安いということだ。非純正品の替刃はネットではM-90の新品価格よりも低価格で多数販売されているから選択肢として考えられなくもないが、購入して使ってみないとその性能はわからない。外見はそっくりなので価格で判断しつい購入してしまい、いざ装着して使ってみるとまったく本来の性能を発揮せず、しかたなく、もう一台同じものを買うということになってしまったりする。それでは結局高い買い物になってしまう。

したがって、まずはクリーニングでどの程度回復するのかを検証する必要がある。

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Braun M-90クリーニングツールの選択

クリーニングプロセスに於ける適切なツールの選択は、効率性と確実性の両方を高めるために必要不可欠である。Braun M-90の刃をクリーニングするために、以下のツールを選んだ。

ジェーバーのクリーニングに使ったツール
  1. パーツクリーナー: 強力な清浄力を持ちながらも、シェーバーの敏感な部品を傷めない専用のクリーナーを使用する。これは、内刃の溝や隙間に詰まった剃りくずや皮脂による油分を溶解し、除去するのに役立つ。https://amzn.to/3O1EcTl
  2. エアダスター: クリーニング液で浮き出した汚れを吹き飛ばし、水分を迅速に除去するために使用する。これにより、刃を速やかに乾燥させ、錆の出るリスクを低減させることができる。https://amzn.to/3HkXvUb エアダスターは電動式とスプレー式があるが、安価なスプレー式はすぐに使い切ってなくなってしまうので何本かまとめて買っておくとよいだろう。
  3. 超音波ブラシ: 超音波ブラシは、微細な振動を通じて、目に見えない汚れや細菌まで根こそぎ除去することができる。
  4. 柔らかい歯ブラシ: デリケートな部分や細かい隙間の汚れを優しくかき出すために使用する。硬すぎるブラシは刃を傷つける可能性があるため、柔らかい毛の歯ブラシを使うこと。

これらのツールを使用し、Braun M-90の刃は徹底的にクリーニングすることで、長期にわたる最適なパフォーマンスを発揮し続けることができる。

次に、これらのツールを使った具体的なクリーニング方法について説明する。

Braun M-90 内刃の取り外しと点検

Braun M-90シェーバーのメンテナンスを始める最初のステップは、刃の取り外しだ。刃はシェーバーの中核を成す部分であり、最も汚れが溜まりやすい場所で、往復式の内刃をカバーしている網刃(外刃)とフレームを外す。これは、この記事の冒頭で載せた写真の通りである。

外刃とそのフレームにも汚れはたまるのだが、それほどしつこいものではなく、エアダスターや、柔らかいブラシでのクリーニングで十分なことが多い。

一応念のために、完全クリーニングをしたい人は、網刃というか外刃をフレームから取り外してフレームと網刃(外刃)の間のヒゲくずをきれいに取り除いておくのもよいが、結構網刃をフレームから取り外すのにはコツが必要なので、外したのはいいが、もとに戻せなくなることや、完全に網刃をフレームに装着できなかったりするので、事前にどのように網刃がフレームに取り付けられているのか、観察して写真にとっておくとよい。このさいに、ヒゲくずがヘッドユニット内にたまっていないかもチェックしておくとよい。汚れがあったらエアダスターで吹き飛ばしておく。

外刃(網刃)とフレームも取り外すことは可能だが、よく観察しておくこと

外刃ユニットを外したら、内刃をヘッドから外すわけだが、結構力加減の入れ方が難しい。写真を載せるが、二点で止まっているので、片側を傾けて持ち上げるようにすると外れる。

内刃を外すときは両側を持って片方を持ち上げるようにする
これで片方が外れたので、あとはもう片方を外せばよい

M-90 クリーニングプロセス

シェーバーのクリーニングプロセスは、汚れを効果的に取り除き、刃を長持ちさせるために細部にわたって丁寧に行う必要がある。次に、Braun M-90の内刃をクリーニングする手順を紹介する。

  1. 予備クリーニング: 最初に、刃を温水に浸すことから始める。50度程度の温水に刃を5分間ほど浸しておくことで、皮脂などの刃の間にこびり付いた汚れが柔らかくなり、取り除きやすくなる。
  2. パーツクリーナーの使用: 温水から取り出した後、パーツクリーナーを適量スプレーして、汚れを落とす。このクリーナーは特に油性の汚れや剃りくずを分解するのに有効だ。
  3. ブラッシング: 柔らかい歯ブラシを使って、細かい部分の汚れを優しくかき出す。このとき、刃を傷つけたり、刃の角度を変えてしまうことがないように注意しながら、汚れが見える部分を中心にブラッシングする。
  4. 超音波クリーニング: 超音波クリーナーを使用することで、さらに細かい汚れやバクテリアを取り除くことができる。超音波といっても歯ブラシなのだが、普通の電動歯ブラシだと回転が強すぎて刃を痛めてしまうので要注意。あくまで超音波歯ブラシである。超音波の振動によって、目には見えない汚れまで除去する。電動歯ブラシではないのでここのところは要注意https://amzn.to/48wFfmC
  5. エアダスターで乾燥: クリーニング液と汚れを取り除いた後、エアダスターで刃に残った水分を吹き飛ばす。このステップは、刃を錆びから守り、乾燥を早めるために重要だ。
  6. 完全乾燥: エアダスターで水分を取り除いた後、刃を自然乾燥させる。可能であれば、直射日光を避けた風通しの良い場所で乾かすことをお勧めする。
クリーニングされた内刃汚れが完全に落ちていることを確認できる

この丁寧なクリーニングプロセスを通じて、写真のように、汚れた刃が新品のような状態に蘇る。次に、クリーニングされた刃の取り付け方法について説明する。

Bitly

Braun M-90 刃の取り付け

クリーニングが完了し、刃が完全に乾燥した後は、Braun M-90シーバーに刃を取り付ける作業が続く。このステップは蘇ったシェーバーを再び使用する前の最ステップであり、正確な作業を心がける。

シェーバーヘッドの準備:
取り付ける前に、シェーバーヘッドが清潔であることを確認。ヘッドの内部にも、クリーニングの過程で汚れが散らばっていないか点検する。

内刃の配置:
クリーニングした刃をシェーバーのヘッドに合わせます。多くのモデルでは、刃が一定の向きでしか取り付けられないので、シェーバーの取り扱い説明書を確認するか、取り外した際の記憶を頼りに正しい向きで設置すれば「カチッ」いう音でぴったりはますはず。その音がしない場合、しっかりはまっていない可能性が高いので再度やり直す。またはヘッドのなかにヒゲくずがたまっている可能性もあるので、そこも確認しクリーニングする。

内刃を外したシェーバーヘッド、ここにもヒゲくずがたまっていないか確認

取り付けの確認:
内刃(網刃)をヘッドに取り付けたら、網刃が装着されたフレームをカチッと音がするまで軽く押し込みます。この「カチッ」という音は、外刃フレームが正しく位置に固定されたことを示している。

剃り味を確認:
クリーニングした刃を取り付けた後は、シェーバーの機能を実際に使ってみて確認する。シェーバーの電池を入れて電源をオンにして、刃が正常に動作するか確認し、異常な振動や騒音がないかを確認し、試しに実際に剃ってみて剃り味が改善されているか確認する。

シェーバーヘッドに内刃をとりつけたらぐらつきがないか確認する

最終点検:
シェーバーが正常に動作することを確認できたら、最終的な外観のチェックを行う。ここで、刃が適切に取り付けられているか、そしてシェーバー全体が清潔であるかを再度確認する。

正確な取り付けが完了すれば、Braun M-90は再び最適なパフォーマンスで使用することができる。このガイドに沿ってメンテナンスを行うことで、毎日の剃り心地が格段に向上し、シェーバー本体の寿命も延びるはずだ。

最後に、このメンテナンスプロセスの重要性と、定期的なクリーニングの価値についてまとめる。

まとめ

Braun M-90シェーバーを最適な状態に保つためには、定期的なクリーニングと正確なメンテナンスが不可欠で、このガイドで紹介した手順を実行することで、刃は剃り残しを最小限に抑え、肌への優しさを保つことができる。クリーニングプロセスを通じて示したように、刃は新品同様の輝きを取り戻すことができる。また、正しいツールの選択は、このプロセスの効果を最大限に発揮するための鍵となる。

網刃(外刃)とそのフレームの取り外しから、丁寧なクリーニング、そして乾燥後の取り付けに至るまで、それぞれのステップはシェーバーの性能を長期間維持するために欠かせないステップである。シェーバー本体の機能テストを行い、正常に動作することを確認することで、快適なシェービングライフの継続が可能となる。シェービングとそのシェーバーのメンテンナンスを日常生活のルーティンとすることが最も大事である。

【追記】Braum M-90は乾電池式で手ごろなモバイルシェーバーであり、乾電池式のシェーバーが製造中止になっているなかで貴重な製品である。価格も出頃なのだから、クリーニングで切れ味か戻らない場合は、安価な非純正の替刃に手を出さずに新品を購入することをお勧めする。非純正の替刃は外見は全く同じでも、全く剃れないこともあるので要注意!

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