ステハゲチャンネルが川崎の「ポップ・カレー」訪問を記録した動画は、YouTubeで人気を博しており、再生回数は14万回を超えている。この動画は、ポップ・カレーの特徴や激辛チャレンジを紹介しており、その伝説的な評判を広めるきっかけとなった。また、ポップ・カレーに関する情報は、Twitterや他のウェブサイト上でも見つけることができる。
2016年11月に初代ステハゲチャンネルで投稿された動画「素のステハゲ(当時21歳)が謎の激辛カレー屋に行く過去動画」という動画がYouTubeに公開されている。ご覧になった方はいらっしゃると思う。再生数は14万回を超えているからだ。このカレー屋は「ポップ・カレー」(正式名称はPOP BAR&CURRYというらしい)として知られていた。
ほかにも、謎の激辛カレー屋の動画は載ってはいるが、検索した限り、「ステハゲ」ともう一人「たもチャンネル」だけだった。
もくじ
ステハゲ-伝説の挑戦-:川崎のポップ・カレー閉店と激辛の謎
ポップカレーについて初めて取り上げたユーチューバーはステハゲである。2016年11月に初代ステハゲチャンネルで公開されたが、そのチャンネルは今はないが、ステハゲチャンネル2代目に再度アップロードされている。
この動画が伝説のカレー屋「ポップ・カレー」の謎を解くカギになりそうだ。注意深くみるには、字幕をオンにしたほうがいいのかもしれないが、字幕のクオリティがあまりよろしくないので、自分で文字起こしをしたものを掲載してみる。
おはようございます。田中太郎です。今ですね、ちょっと先日ここら辺を歩いてたら、変なものを見つけまして、それはこれなんですけど、ちょっと待って、見えますかね、これちょっと、あのーポップ・カレーっていうカレー屋さんなんですけど、多分最近出来たと思うんすよ。でーまあ普通盛200円とか大盛300円とか書いてあるんですけど、まあ、この時点でちょっと変なんですけど、これはまあ、いいとして、何かこれ見たらチャレンジカレーっていうのがあって、で、左は大盛りなんですけど、右が超激辛って書いてあって、これをなんか5分で食べると2000円もらえるらしいんですよ。
で、なんか面白そうだなと思ってちょっと見たら、ここに何か、見えますかね、チャレンジカレーをチャレンジされる方っていう但し書きみたいのがあって、ちょっと待って、で、このポップ・カレーのチャレンジカレーを食べると人体に様々な影響を及ぼす可能性がありますって書いてあるんです。
で、下見ていくと、チャレンジされる場合はチャレンジャー個人の管理責任に基づいてチャレンジしていただきます。これがちょっとやばいなと思ったんすけど、チャレンジカレーにチャレンジされる方は、ポップ・カレー指定の承諾書に署名等をなされた方のみがチャレンジできますって書いてあって、これ大丈夫なのって思って、で、食べてみようと思ったんすけど、今ちょっと、営業時間外で、やってないんで、後日、開いてるときにちょっと食べに行こうと思ってます。
ということで、えー後日行ってきます。ということであのー開いてる時間に来たんですけど、取材の許可が取れたんで、これからちょっと、あのーチャレンジカレーを食べてみようと思います。じゃあ行きましょうか?あーすいません。店内入れてもらえて、(書類を)書き終わりました。
ということであの、今注文が終わったんで、これからカレーができるのを待とうと思います。
店員:あれやばいですよ。
ステハゲ:あー本当ですか?
店員:辛いの好き?
ステハゲ:いや、正直あんまり。ちょっとだけ写してもいいですか?
店員:ちょっといい。
ステハゲ:カメラに。
店員:あ、大丈夫大丈夫。
店員:いや、いや、あのーお客さんが自分のカメラで撮りたいっていうので。
ステハゲ:こんな感じですね。
店員:じゃあちょっと。準備できれば、お客さんが準備できていいよって言うんだったら。店員:大丈夫?
ステハゲ:あーちょっと無理ですね。これ。ちょっと、あの、ちょっとこれきついですね。多分5分じゃなくても、きっと1時間ぐらいあってもキツそうですねこれ。
店員:これを、これを4分で平らげた人間がいる。
ステハゲ:本当ですか。
店員:うん。
ステハゲ:あーちょっと
店員:僕も辛いのは大丈夫なんですけど、これ5分で食べろって言われたら、熱いよね、5分冷ますだけで。
ステハゲ:5分じゃきついっすね。まずもうちょっと喉がもう受け付けないっすねこれ。
いや、終わりました。もう一口目で諦めてたんでもー全然悔しくもなんともないです。
ステハゲ:大丈夫?大丈夫ですよ。
えーすいません、あの、家に帰ってきたんですけど、あのーお店の中だとなんか、全然リアクション取れなかったんで、ちょっと今ここで改めて紹介しようと思います。あの、お店の方がですね、親切に僕が食べきれなかったんで容器に入れて持ち帰り用にしてくださったんで、ちょっと改めて紹介しようかな。でね、はい、こんな感じ。こんな感じです。うん。
見た目は美味しそうでしょ。まあ、美味しそうだとは思うんだけど、で、まあ、匂いがね、匂いがね、既に辛いのよ、割と、うん、で。動画じゃなんか、全然何かリアクションしなかったけど、馬鹿みたいな辛さしてんのね、これ。うん、いや、俺が辛いのに耐性ないだけかもしんないけど、死ぬかと思って、うん。てな感じで、まあ、イカリングはね、美味しかったよ。イカリングは。うん、て言うことで、まあ、あのーそうそう、あのポップ・カレーさんが、僕のなんか、さっきカレー食ってたときの動画をですね、ポップ・カレーさんのTwitterでなんか、アップロードするみたいなこと言ってたんで、もしよかったら動画の下の概要欄にポップ・カレーさんの店長さんのTwitterアカウントと、あと、お店の情報を少し載せておくんで、よかったらチェックしてみてください。で、興味ある方は、普通のカレーもあの、ぜんぜんね、売ってるんで別にこれじゃなくても、これでもいいんですけど、もしよかったらカレー、ポップ・カレーさんいろんなとこに置いてあるらしいんで、行ってみてください。すいません。あの、なんか変なリアクションの動画になっちゃって、というわけでポップ・カレーさんでした。え、以上。
店員とステハゲの会話のやり取りを見るというか、聞くと、どうも店員は日本の方ではないらしい。ただ、重要なのは動画概要欄に「お店の情報を少し載せておく」という点だったが、これは初代ステハゲチャンネルにアップされた際の概要欄だったらしく。現在のチャンネルには何も載っていない。
そして次は店長のツイッターについて言及している点。このツイッター(現X)のアカウントが分かればなにか分かるかもしれない。当然だが、現在のステハゲチャンネルにはこのアカウントの情報はない。
川崎 ポップ・カレーのツイッターが発見できた
https://twitter.com/?lang=ja Xになってからログインなしでは検索できなくなってしまったようなので、ログインして検索してみる。ポップカレー 川崎のキーワードですぐにアカウントが判明した。ただし、このアカウントは2019年1月以来更新が止まっているが、さかのぼってみるとポップ・カレーのこともちゃんと書いてある。
最初に発見したのは店長のアカウントだったが、よく見るとPOPカレーのアカウントも現存している。静岡の会社らしい。店長のアカウントの2016年9月26日の投稿によれば、「ポップカレー」川崎店が開店1か月と書いてあるので、ポップ・カレーの第1号店は2016年8月26日だったとわかる(実際には2号店だったらしいが、オープンの準備等の関係で1号店と2号店の関係はオープン日と一致していない)
一号店は白楽店である。
その後急速に店舗数を増やしていき、全国展開も視野に入れていた様子がTwitterのアカウントからもわかる。しかし、Google Street Viewから推察すると、2017年には全店舗閉店していると思われる。
ポップ・カレーの謎に迫ったのは「ステハゲ」だけではなかったようだ。
「川崎市 川崎区の 指圧マッサージ サロン」も閉店の謎に迫ろうとしたようだが、最後に全店舗に電話をしてつながらないことを確認してあきらめているようだ。
ポップ・カレーの謎に迫るためのリンク
しかたがないので、知り得るネット上のリンクをすべて載せておく。
・浜レポ.com :200円にこだわった、川崎の「POPカレー」に迫る!
なぜだが、写真が表示されないが、記事は普通に読める。
・横須賀こども食堂 横須賀みんなのカレー食堂:【200円カレーに衝撃】「POPカレー」の温かさに涙 美味しいカレーで「街を元気に人を笑顔に」 川崎・横浜
・川崎産業新聞:「ポップカレー」川崎店が開店1カ月 200円カレーで街を元気に
・そらすの喰歴2
2016年11月のポップカレー旭3号店訪問記録。学生をターゲットにした店だろうといった考察をしている。
その前後のGoogle Street Viewを見るとポップカレーのあった建物は空き家になっている。
https://sorasu2.blogspot.com/2016/11/3-200.html このブログの写真をGoogle Street Viewの写真と比較。ポップカレー旭三号店がこの建物に居抜きで入っていたのは一年未満であるとわかる。
食べログで確認できる閉店したポップ・カレー(5店舗)
・ポップカレー 磯子4号店
・ポップカレー(1号店)
・ポップBar&Curry 川崎2号店
・ポップ Bar&Curry 鹿島田5号店
・ポップカレー 旭3号店
ポップ・カレー関連ソーシャルメディア アカウント
・POPカレー ツイッター(X)アカウント 静岡県熱海市にあった(今もある?)の本社の住所が載っている。ここへ行けばなにかがわかるのか?
・ポップカレー元経営者さんのアカウント(2019年1月7日以降休止中) 横浜市、川崎市を中心に、介護施設、ハウスクリーニング等の経営をしています。とあるが、現在は不明。
原価率研究所とポップ・カレーの関連性は?ポップカレーは原価率研究所をビジネスモデルにしたのか?
原価率研究所は、かつて日本で200円という極めて安価な価格でカレーライスを提供していたチェーン店である。この店舗は消費税込みで提供される低価格カレーで知られ、インターネットや口コミを通じて話題を集めた。しかし、採算が合わず財務上の脆弱さから破産手続きに至り、営業を停止した。従業員への賃金未払い問題も報じられたことがある。2022年3月1日には千葉地裁より破産手続開始の決定を受けた。
原価率研究所とPOPカレーはいずれも低価格カレーの提供で知られていたが、異なる事業体である。原価率研究所は経営困難を理由に破産し、POPカレーは2017年半ばに全店を閉店した。POPカレーの経営者は、介護施設や託児所など他業種も経営しており、事業の多角化を図っていた。しかし、川崎や横浜での人気にも関わらず、低価格戦略が持続可能なビジネスモデルには結びつかなかった。原価率研究所の事態を把握していた可能性が高いため、撤退は迅速な決断であったと推測される。POPカレーは拡張速度が速かっただけでなく、撤退も同様に迅速だった。
2016年ステハゲが本当にチャレンジしたもの:激辛カレーではなかった?
小雨の降る2016年の川崎の街角でステハゲの直観を刺激し、チャレンジを決意させたポップカレーのチャレンジカレー。今となっては、ステハゲを本当にチャレンジに駆り立てたのは激辛チャレンジカレーではなく、ポップカレーという店自体の謎だったと言える。いったん削除したYouTubeチャンネルの動画を再アップロードした意味はそこにある。この動画が妙にシュールな印象を与えるのは、冒頭の『雨』というステハゲの動画によく見られる自然現象、そして都市、街並みという人工物の変貌がカレーという食べ物を通して見事に融合されているからだろう。
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