シェーバー、特にモバイルシェーバーとかポータブルシェーバー、あるいはトラベルシェーバーはクリーニングがおろそかになりがちだ。
旅行中や出張中、出先ではなかなか細かいパーツのクリーニングをする時間がないのだ。
せいぜい、ヘアチェンバーと呼ばれるヒゲ溜めボックスの中に溜まったヒゲをブラシでかき出すか、シェーバーを逆さにして洗面器に落とすぐらいだろう。
しかし、剃り味の悪いシェーバーでは、1日のスタートが白けてしまう。
やはり爽快な剃り味をキープして、シェーバーを持ち歩きたいものだ。
シェーバーの内刃は意外と汚れている
自分が使っているポータブルシェーバーのフィリップスのPQ208という機種だが、しばらく内刃のクリーニングをしていなかった。
そこで、本体からシェービングユニットを取り外して、内刃の汚れ具合をチェックしてみた。
内刃の外側にも内側にも細かいヒゲの破片が付着してしまっている。
付属のクリーニングブラシを使うことも考えたが、もっと良い方法を思いついた。
音波歯ブラシでクリーニングだ!
これなら、細かい汚れも簡単に落とせるはずだ。
というわけで、普段使っている音波歯ブラシにスペアのブラシを取り付けて早速クリーニングを開始した。
内刃はとても小さいので中心部を指先で押さえながらクリーニングする必要がある。
くれぐれも刃に指先が触れないように注意だ。
刃の角度が変わってしまう恐れがある。
ブラシの当て方も重要。
軽く毛先が数本刃に触れる程度にして、強く毛先を押し付けないようにすることがポイントだ。
フィリップスのPQ208の内刃は15個のブレードが付いている。裏表を掃除すると合計30箇所になる。PQ207はダブルヘッドだから合計60箇所だ。
ブラシを使って手動で掃除をしていたら5分位はかかるだろう。
しかし、音波歯ブラシを使ったらわずか1分できれいになってしまった!
新品と間違えるほどピカピカになった。
所用時間は一個につき30秒、2個で1分だった。
フィリップスPQ208の内刃の取り出し方
意外と知られていないのだが、PQ208の内刃の取り出し方にはちょっとしたコツが要る。
1.シェービングユニットを取り外す。
2.リテイニングフレームの中心部のS字の部分をつまんでユニットからフレームを取り外す。
3.フレームに固定されているシェービングヘッドを横にスライドさせる。
以上が大まかな手順だ。
リテイニングフレームがはずれたら、後は内刃と外刃がセットになっているヘッド部分を横にスライドさせるだけだ。
シェービングヘッドが外れたら、内刃に外刃が乗っているだけなので、外刃を上向きにしてスライドさせると自動的に内刃が下に落ちる。
このとき床に内刃が転がったりすると、場合によってはベッドや家具の下に入ってしまい探すのが大変だ。
外刃を下向きにしてスライドさせれば内刃が落下することはない。
真横にスライドさせようとすると外れにくいかもしれないので、わずかにフレームを湾曲させると外しやすい。
湾曲させるといってもほんのわずかなので、あまり強く湾曲させないように注意が必要。プラスティックの細いフレームなので破損させないように細心の注意が必要である。
シェーバーのクリーニング後に剃り心地が変わることがあるが、1週間ほどで肌に馴染むので気にする必要はない。
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