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旅行用シェーバーの選び方とPhilips PQ208の使用体験

旅行用のシェーバーは、一般的にポータブルシェーバーと呼ばれているが、トラベルシェーバーとも呼ばれるし、モバイルシェーバーと呼ばれることもある。通勤用カバンに入れて持ち歩いている人も多いようだ。泊りがけの旅行ではほとんどの宿泊施設のアメニティとして、T字カミソリが提供されるが、剃り味は様々である。やはり日頃から使い慣れたシェーバーを使いたいものだ。シェーバー選定の基準とはどんなものだろうか?

  • 回転式 or 往復式
  • 重量
  • 電池式 or 充電式
  • 剃り心地
  • 替刃の販売の有無
  • トリマーの有無
  • 水洗いが可能か

基本的には以上が選定の基準となる。自分の肌や髭の生え方に合っているのかという点が一番重要だが、これは何週間か使用しないとわからない。また複数のシェーバーを使用しながら時間をかけて判断しなければ答えはでない。

Philips PQ208 シェーバーを選んだ訳

旅行に出かけるときは、電気シェーバーは必携品だ。私は2013年9月に発売されたPhilipsのPQ208というトラベルシェーバーを現在も愛用している。現在ではPQ208は販売されておらず、後継モデルのPQ209が2017年2月に販売されているが、外観ではPhilipsのロゴマークの形状が変わっただけで、その他の変更点はない。このトラベルシェーバーはかなりのロングセラーということになる。僕がこのPQ208を選んだのは単三電池2本で60分稼働するという点と2000円以下という価格だった。そして回転式ダブルヘッドでなおかつ電池駆動という点も購入の決めてになった。回転式ダブルヘッドで電池駆動のトラベルシェーバーはPhilips以外では見当たらなかった。

Philips社の電気シェーバーはシリーズシェーバー系、トラベルシェーバー系、AquaTouchシェーバー系の3系列に分けられるが、トラベルシェーバーは現在PQ209の一機種のみの販売である。この型番は /17という枝番がつけられているが、この枝番を持つ機種はトラベルシェーバーに限定されている。PQ209/17やPQ208/17と表記されることもあるが、PQ209、PQ208と同一型番である。ただ枝番を省略しているだけだ。

PQ208をクリーニングのためにパーツに分解したところ

シリーズシェーバー系にはPQ220/19というポータブルタイプのシェーバーがあるが、こちらは充電式である。8時間充電で稼働時間が30分となっており、乾電池式のPQ209、PQ208はアルカリ電池使用時に60分稼働とPQ220の2倍の稼働時間だ。トラベル用としてはこのくらいの稼働時間は最低限必要だろう。

Philips PQ208の純正の替え刃はない?

気になるのは替え刃の有無だが、PQ208、PQ209ともに純正の替え刃は販売されていない。この機種に採用されているCloseCutシステムの替え刃は販売されていないのだ。替え刃として販売されているのはHQ56/51という上位モデル互換のLift&Cutタイプのものだ。Philipsのシェーバーはトリプルヘッドのため、替え刃も3個セットでの販売となっている。替え刃の価格は本体価格とさほど変わらないか、あるいは替え刃のほうが高い。替え刃を購入する場合はPQ208、PQ208はダブルシェービングヘッドなので、1個余ってしまうことを考えると、本体の新品を再度購入したほうがいいとも思える。しかし、Lift&Cutシステムの剃り味の良さを考慮すると、HQ56/51を2セット購入してすれば合計6個のシェービングベッドとなり、ダブルベッドで3セットの替え刃となるので、そちらも検討したい。

また余った替え刃はスペアとして保管しておくのもいい。分解掃除などのときに、片方をうっかり落として無くしてしまうこともあるからだ。

替え刃の交換のタイミングは?

Philipsの採用している自動研磨システムにより、内刃が外刃に回転して接触することで研磨されていくため、内刃はシャープに保たれるものの、摩耗はするから交換は必要だ。Philipsのサイトにはシェーバーヘッドは二年間で900万本の髭を剃れると書いてある。髭の濃い人なら3万本は生えているので、300日、薄い人なら2万本とすると450日となる。毎日髭を剃るなら二年は持たないだろう。やはり替え刃の交換時期は一年単位と考えたほうがよい。

Philips PQ208の内刃 自動研磨システムにより鋭く研がれている

ただ旅行用と家庭用のシェーバーを使い分けるのなら話は別だ。一年間にどのくらいの期間旅に出ているのかは人によって違うが、旅先では交換用の替え刃が簡単には入手できるとは限らない。切れ味が悪くなってきたことに気づいた時にすぐに交換できるように、替え刃は常備しておくのが賢明だろう。日常的に使うものなので、いつ替え刃を交換したのかとか、替え刃を交換してからどのくらい使用したのかなどを記憶したり、記録しておいて定期的に交換するのも一案だ。しかし、実感として剃り味が変わってきたなと感じた時にすぐに交換するのがタイミングとしてはベストだろうと思う。

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