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マッチ一本で線香の束に着火できる?!最良の火種は線香だった。

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マッチ1本では束の線香に火がつけられないため、新聞紙などを利用して線香に着火する人が多いようだ。

たしかにそれでもよいのかもしれないが、何も使わずにマッチ1本、あるいは普通のライターだけで火が着けられるに越したことはない。聞紙の燃え残りなどは処分するのに手間がかかる。

しかし、それが難しいから色々な道具を使ったりする。

線香着火用のライターも販売されている。

着火剤付きの線香も販売されている。

しかし、特にそういったものは必要とせずに束の着火に着火できることがわかった。延焼を利用すればよいのだ。何本かの線香に火を着ければ、それが他の線香に燃え移っていく。わざわざ束の線香全てに着火する必要はないのだ。ちょっとした風よけさえあれば、線香2本や、3本なら簡単に着火できる。風が強いときはターボライターやガスバーナーがあった方が良いが、絶対に必要なものではない。風が強ければ、バケツなどを風よけをとして利用すればよいだけだ。

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束線香に着火するには、最低何本の線香にマッチで火を着ければ良いか?

 

最小の線香の束は、2本である。2本の線香の片方の1本にマッチやライターで着火すれば、もう片方の1本の線香に延焼するだろうか?

2本の線香の束を作り検証してみた。

動画のように、2本の線香を少しずらして束ねる。そして長い方の線香にマッチで火を付ける。結果的に、火を着けた線香は、火を着けていない線香に延焼しなかった。

1本で延焼しないのなら、2本ではどうなるだろうか?3本の線香の束を作り、1本を少しずらして短くしておく。

まず長い方の2本の線香に火を着ける。その2本が短い1本の線香の先端まで燃えてきたとき延焼するのかを検証した。

2本の線香の炎が残りの1本に延焼している。

1本では火力が弱い、または接触面積が狭いため、延焼に至らなかったのだろう。

束線香にマッチ1本で着火する条件とは?

束線香にマッチ1本で着火するには、二つの条件がある。

  1. 束線香を長さをズラして束ねる。
  2. 先端の線香にマッチやライターで着火する際に、最低2本の線香に火を着ける。

以上ふたつの条件が揃えば、マッチ1本で束線香に着火することができる。

 

束線香の先端部形は、凸状、あるいは円錐形になるのだが、束の中心から周囲にかけて5ミリほど長さに差をつけ、4段階くらいにするといい。

束線香の先端を円錐形にして着火する

段差をつけるのは空気の流れを良くするためである。それほどきれいに束ねる必要はない。束ねるために、輪ゴムがあった方が良いが、線香に巻いてある紙の帯でも十分対応できる。

線香に火をつけるならマッチ、それともライター?どちらがいい?

線香の先端の温度は約800度、その下の部分は400度だと言われている。

線香の燃焼プロセスを見ていると、燃焼している線香の熱がまだ燃えていない線香に熱を伝え、その熱により線香の生成物が分解されガスが発生する。そのガスが線香の先端の最も熱い約800度の先端部分の熱により、着火しているといえる。

しかし、最初に点火する際にはマッチやライターを使うので、1000度以上の熱を着火段階で使っていることになる。ただし、マッチの炎が1000度以上になるのは、マッチ棒の頭の頭薬が燃えているときである。マッチの軸木の燃焼温度は約400度だから、線香の生成物が熱分解を起こし燃焼ガスを発生する温度と一致している。

ということは、400度の熱と、酸素があれば線香に着火するに十分ということになる。

ライターはマッチよりも燃焼温度が高い。したがって、ライターで線香に火を着けると炎を出して燃えることがある。有炎燃焼だ。これは本来の線香の燃え方ではない。線香は無炎燃焼が基本である。

静かにゆっくりと無炎燃焼していく線香を見ていると、気持ちがゆったりとしてくるものである。

線香はライターよりもマッチの軸木の燃焼温度で着火すると理想的な燃え方をする。有炎燃焼を極力抑えた火の着きかたをする。燃焼の初期段階から静かに燃えるのだ。

ぜひ線香にはマッチ1本で着火して、心の安らぎを得たいものである。

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