シェーバーの爽快な剃り心地をキープするためには、クリーニングは必須だ。
通常は付属のブラシを使い、溜まったヒゲを取り除くだけだが、ブラシだけでは落ちにくい汚れもある。
そんなときに必要になるのが、シェーバークリーナーだ。
ブラシとシェーバークリーナーを併用すると、楽に汚れが落ちるので、無駄な時間をクリーニングに費やさずに済む。
特に内刃の裏側にこびりついた皮脂汚れはブラッシングだけでは落としづらく、無理にブラッシングで汚れを落とそうとすると内刃に強い力がかかり、刃の角度が変わってしまう。
刃の角度が変わると剃り味にも影響が出るので、無理にブラッシングだけで完璧にクリーニングするのは出来れば避けたい。
もくじ
ブラウンのシェーバークリーナーを使ってみた
Philipsの回転式シェーバーは自動研磨システムを採用しているため、内刃にオイルをさす必要はない。ただそれは内刃が髭と接触するカッター部分のこと。内刃の回転軸の頭が外刃に接触する部分には自動研磨システムは作用しない。よりスムーズな回転性を維持するためには、やはり潤滑油は必要だ。PhilipsのPQ208(現在はPQ209が発売されているが、同等品)の場合、外刃の内側の中心に円筒形の軸がついている。そこに、内刃の中心の丸いソケットをはめ込む仕組みだ。
Philipsでも潤滑油はHQ110という型番で販売しているが、残念ながら国内販売はない。他社の潤滑油を探すことになるが、まず筆頭にあげられるのが、ブラウン(Braun)の潤滑油だ。ブラウン(Braun)のホームページにはシェーバークリーナーとして紹介されている。
ブラウン(Braun)のウェブサイトから引用すると「シェーバークリーナーは、シェーバーをまるごと洗浄して、皮脂よごれをもれなく除去するのに役立ちます。刃の両パーツにスプレーすると、濡れたヒゲくずなどの汚れを取り除きます」と書かれている。ただしBraunのホームページにはシェーバークリーナーの品名や型番の記載はないので注意が必要。
ブラウン製品の日本での販売元であるP&Bのカタログの34ページには写真が載っている。
自分もブラウンのシェーバークリーナーSC8000を使ってみたが、エチルアルコールが主成分であるため、クリーニングに加え、消毒、殺菌作用もあるし、レモンフレッシュと本体に表記がある通り、柑橘系の香りもさわやかだ。スプレー噴霧式なので、内刃と外刃のペアを組み立てる際にミスマッチさせないように、整然と並べて全体的にスプレーするとよい。紙を敷いて、4枚の刃を等間隔で並べて全体に噴霧すれば、無駄なくスプレーを使うことができる。外刃はヘッドを下に向けて内側にスプレーするのがポイント。外刃の表側にスプレーしないように注意が必要だ。
このBraunのSC8000はシェーバークリーナーという名前がついているが、基本的に刃のクリーニングの仕上げに使うものだ。ブラシを使ってクリーニングした後に使うとより効果もある。エチルアルコールが主成分だからべとつきもないが、スプレーした後は一定時間放置してから組み立てて、本体に装着したほうがよい。
シェーバークリーナーは機内持ち込みできるのか?
旅行にこのBraunのSC8000を持っていく際、飛行機の手荷物検査に引っかかるのかが気になるところだが、ANAのウェブサイトには、以下の通りの記述がある。
「あらゆる液体物、ジェル、エアゾール類等は、100ミリリットル以下*の容器に入れてください。100ミリリットルを超える容器に100ミリリットル以下の液体物が入っている場合でも不可となりますので、その場合は受託手荷物としてお預けください。飲料類、クリーム・ローション・オイル類、香水、スプレー、シャンプー類、シェービングフォーム、防臭剤等のエアゾール類、歯磨き粉等の練り状物、半固形物、その他同様の物を含みます」
Braun SC8000の重量は113gで内容量は100mlだ。ということは、使いかけで内容量が100ml以下だったとしても、機内持ち込みはできないことになる。
JALのウェブサイトでも同様に、
「(1)あらゆる液体物は、100ミリリットル以下の容器に入れてください。100ミリリットルを超える容器に100ミリリットル以下の液体物が入っている場合でも不可となります」
と書かれている。
以上のことからシェーバークリーナーは機内持ち込みバッグには入れておかない方が良いと思われる。せっかく空港まで持って行っても、手荷物検査で引っかかってしまってはどうしようもない。機内で使用するものでもないので、手荷物用のバッグに入れておく必要もないだろう。
よりマニアックなシェーバークリーナーを求めるなるらレミントンを使ってみよう
レミントンは、ブラウンやフィリップスのようなヨーロッパのメーカーに比べると日本での知名度低いかも知れない。
しかし、唯一のアメリカブランドのシェーバーメーカーとして、アメリカでの信頼性は高い。
レミントンのサイトからも購入できるようだが、日本への発送はしていない。
ebayでも出品されているが、日本に届かないことがあるので要注意。
ebayで商品が届かない時は、早めに出品者とebayに連絡を入れることで、返金が得られるが、こちらから連絡しないと対応してくれないこともある。
詳細は下記の記事を参照していただきたい。
SC8000は素晴らしいけど、それ一択というのもつまらない。
たまには、違った香りを楽しみたいという人はレミントンのシェーバークリーナーを購入してみると良いと思う。商品名がシェーバークリーナーではなく、シェーバーセイバー(Shaver Saver)といのも面白い。きっとこのオイルを使うと刃が長持ちするのだろう。特にレミントン のシェーバー専用とはレミントンのサイトには書かれておらず、他社の製品にも使えると書いてあるので安心である。
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